先日、徳島の鳴門市の酒井さんの所にお邪魔してきました。
酒井さんは、創業以来、京都やおよしのれんこんでお世話になってます。
お伺いした日は8月の上旬で丁度新物の鳴門れんこんの収穫時期でした。
何と言っても新物は、中盤~終盤のもちっとした物と違い、シャキッとした歯ごたえと色の白さが特徴です。
新物のれんこんの品種は「オオジロ」と言う品種になり、収穫時期なのでオオジロの茎も葉も花も全て倒してしまい、順次水を抜き収穫していきます。
ユンボで泥の上層部を除け、
ここからは手作業でレンコンを折らない様に収穫してきます。
化石の発掘作業の様な仕事です。
暑い夏の日なので、仕事は朝の5時ごろ~10時ごろまでの収穫作業になります。
本当に大変な作業です。
なぎ倒したオオジロの茎等は、そのまま泥に埋めて次回以降の肥料となります。
れんこんは、オオジロ→ロータス→備中と言う品種で順次収穫されていきます。
こちらはまだ倒されていないロータスの葉っぱです。
酒井さんは、複数の圃場を持ち、一つは有機JASの規格を取得している畑、その他は全て特別栽培の圃場となります。
こちらはロータスの花になります。
備中の花になります。
レンコンの花は、朝の涼しい時間だけ咲き、日中はつぼみになり、また翌朝咲きます。
これを3~4日続けて散るそうです。
畑にはミシシッピアカミミガメがよく出没し、れんこんの苗等を食べてしまうそうです。
ミシシッピアカミミガメはお祭りの夜店でよく亀釣りにいる亀で外来種です。
亀釣りの時は小さくてかわいいのですが、非常に大きく獰猛になります。
日本の生態系も脅かす存在なので安易に持ち帰ったり放さない、飼ったのなら最後まで面倒を見る等責任のある行動が必要だと思います。(全く関係のない誰かが迷惑します。)
前回は、花が咲いていない秋に行ったのでかなり勉強になりました。